全国のみなさん、こんにちは。本社の楠橋です。
今回はスペインの4回目です。是非、チャレンジして下さいね。
【問題14】
次の�，鉢△蓮▲好撻ぅ鵑里笋�ものに関連する人物の説明です。
あてはまる人物を、下の（あ）から（え）より選びなさい。
� �1561年、マドリードを都に定めた国王は、マドリードと
川で結ばれたタラベラにセビリアから優れた陶工を招き、
絵付けと釉薬の指導にあたらせた。このスペインの代表的
専制君主は誰か。
�◆，發肇淵櫂蟆�国の王で、ナポリのカポディモンテに磁器
工場をもっていた。彼はスペイン王位を継承するにあたり
ナポリの領地を子に譲ったが、磁器工場は手放さず、それ
ばかりか機械設備から道具や原材料、熟練した工員たち
までもすべてマドリードに移転させた。
（あ）カルロス1世 （い）フェリペ2世 （う）フェリペ5世
（え）カルロス3世
では、解答を見ましょう。
【解答】
� 覆ぁ法 ´◆ 覆─�
【解説】
（あ） オーストリアのハプスブルク家は、婚姻関係を通じて
16世紀にスペイン王位を継承した。スペイン＝ハプス
ブルク家のカルロス1世（在位1516〜56）は、1519年に
カール5世として神聖ローマ皇帝にも選出された。
（い） 1556年、上記（あ）のカルロス1世が退位すると、
ハプスブルク家はスペイン系とオーストリア系に分かれた。
スペインはフェリペ2世（在位1556〜98）のもとで全盛期
をむかえ、「太陽の没することのない帝国」を実現した。
彼は、マドリード郊外のエル・エスコリアル宮殿のために、
25,000枚ものタイルや数百個もの花瓶や薬壺などをつくら
せた。これをきっかけとして、17世紀にはタラベラは
スペインで最も活況を呈した製陶地となった。
（う） フェリペ5世はフランス国王ルイ14世の孫で、1700年
スペインのハプスブルク家が断絶したときスペイン王位
（在位1700〜24、24〜46）を継いだ。
（え） カルロス3世はルイ14世の曾孫で、スペイン王を継いだ。
彼は、マイセンのあるザクセンから王妃マリア・アマリア
を迎え、1759年にマドリード王宮の近くのブエン・
レティーロにスペイン最初の磁器工場を開いた。
（参考文献）
１ 大平雅巳著『すぐわかる ヨーロッパ陶磁の見かた』
（2006年6月初版）�蠹豕�美術
２ �蟷垣扈佝如愍楡眄こ�史 改訂版』（2009年3月発行）
それでは、次回をお楽しみに。ごきげんよう。
