全国の京料理ファンのみなさん、こんにちは。本社の楠橋です。
12月12日（日）に、第７回京都・観光文化検定試験
（通称：京都検定）が京都と東京の会場で実施されました。
第２回の検定で３級にパスしている私は、本日２級にトライし、
さきほど試験を終えたばかりです。
そこで今回は、京都検定の出題範囲にもなっている京料理
からの出題です。
是非、チャレンジして下さいね。
【問題13】
次の（あ）から（か）は、京料理に関する説明です。
誤っているものはいくつあるでしょうか。
（あ） 京料理の特色は取り合わせにある。現在でも若狭
鰈(がれい)の干物やぐぢの一塩物を使ったり、昆布〆(じめ)
にしたり、へしこや棒鱈(だら)、身欠き鰊(にしん)などを
使うのは伝統といえる。
（い） 京都には、公家を中心とした大饗(たいきょう)料理、
武士を中心とした本膳料理、寺院を中心とした懐石料理、
さらに茶道とともに発達した精進料理などがあり、これら
が多様に混在しながら京料理の体系がつくられてきた。
（う） 京都では元日に丸餅の赤味噌雑煮を食べて一年の門出を
祝うのが一般的であり、ごまめ、たたき牛蒡(ごぼう)、
数の子は、お節料理の中でも特に重要な「三種」と
呼ばれている。
（え） ２月の初午(はつうま)の日は伏見稲荷大社ゆかりの
秦(はた)氏を偲び、畑菜の辛子和えを食卓にのせる。
（お） 人は運・根・鈍の三拍子がそろって初めて出世する
というので、その「ん」にあやかり、６月の夏至には
「ん」の二つつくものを食べる。なんきん、にんじん、
れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うどん
（うんどん）など。
（か） 普茶料理は350年程前に、宇治の黄檗山萬福寺を開いた
明僧隠元禅師によって中国からもたらされた。この料理
は中国風を保っており、材料も他の精進料理と異なり、
野菜や山菜の他に豚肉や鯉、牛乳などが用いられること
もある。
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では、解答を見ましょう。
【解答】��
【解説】
（い） 懐石料理と精進料理が逆になっている。
（う） 赤味噌ではなく、白味噌が正しい。
（お） ６月の夏至ではなく、12月の冬至が正しい。
（参考文献）
京都商工会議所編集
『増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック』
（2010年4月12日初版発行）�蠱幻鮗�
それでは、次回をお楽しみに。ごきげんよう。
