全国のみなさん、こんにちは。本社の楠橋です。
今回はスペインの3回目です。是非、チャレンジして下さいね。
【問題12】
次の�，鉢△蓮▲好撻ぅ鵑里笋�ものに関連する人物の説明です。
あてはまる人物を、下の（あ）から（え）より選びなさい。
� ．泪薀�のラスター彩陶器を代表するのが、「アルハンブラ
の翼壺」の名で知られる壺である。翼壺の把手に見られる
手は、イスラム教の護符の一つで「ファティマの手」と
呼ばれているが、ファティマの父親は誰か。
�◆．泪縫札垢離薀好拭失未涼罎如∈任眄査遒箸い┐襪里蓮�
中央に紋章が描かれた直径40ｃｍ超の大型の皿である。
その紋章は、カスティリャとアラゴンの王の紋章であるが、
カスティリャの王とは誰か。
（あ）アリー （い）ムハンマド （う）イサベル
（え）フェルナンド
では、解答を見ましょう。
【解答】
� 覆ぁ法 ´◆ 覆Α�
【解説】
（あ） ７世紀にイスラム教をとなえた預言者ムハンマド
の死後、イスラム教徒は共同体の指導者としてカリフ
（後継者の意味）を選出した。第４代カリフがアリー
（在位656〜661）である。
（い） ファティマは、ムハンマドの娘で、夫の不実に衝撃を
受け、調理中に手を火傷したことから、彼女の手が忍耐と
誠実の象徴とされた。
（う） イベリア半島北部のキリスト教徒は、８世紀より
約800年間にわたりレコンキスタ（国土回復運動）の
戦いを続けた。その間、12世紀までに半島の北半分が
キリスト教圏に入り、カスティリャ・アラゴン・
ポルトガルの３王国がたてられた。
（え） カスティリャの王女イサベル（在位1474〜1504）と
アラゴン王子フェルナンド（在位1479〜1516）は、
1469年に結婚し、両国は1479年に統合されてスペイン
（イスパニア）王国が成立した。そして、イベリア半島
をイスラム教徒から奪還した。
（参考文献）
１ 大平雅巳著『すぐわかる ヨーロッパ陶磁の見かた』
（2006年6月初版）�蠹豕�美術
２ �蟷垣扈佝如愍楡眄こ�史 改訂版』（2009年3月発行）
それでは、次回をお楽しみに。ごきげんよう。
