全国の紅茶ファンのみなさん、こんにちは。本社の楠橋です。
京都では来年秋に「第26回国民文化祭・京都2011」
が開催されますが、その開幕を1年後に控え、当社の地元
である京都府大山崎町でもいろいろなプレイベントが
行なわれました（11月３日〜7日）。
私も「戦国ポップ茶会」というイベントに参加し、
無事“亭主”役を務めて参りました。会場は大山崎山荘
美術館の庭園です。茶会といっても、“抹茶にこだわる
必要はなく、亭主役はコーヒーや紅茶などをいれ、
・・・（中略）・・・、自由に雰囲気を演出し、会話を
楽しむ”（主催者談）茶会で、私は紅茶で“客人”を
おもてなししたのです。
紅茶は、マリアージュフレールのマルコポーロ、
カップはエインズレイのエリザベスローズのティーカップ
＆ソーサー（アセンズ）を使いました。そして、2畳の
茶室には、バカラの一輪挿しでバラを飾ったのです。なお、
どれも当社で取扱っております。また、茶菓子は私の
故郷である広島県尾道市より瀬戸内銘菓「島そだち」を
取り寄せました。お蔭様で紅茶も食器も菓子も大好評でした。
おっと、前置きが長くなりました。本題のクイズです。
今回は紅茶を取り上げます。
是非、チャレンジして下さいね。
【問題８】
次の（あ）から（お）は、紅茶に関する説明です。
誤っているものはいくつあるでしょうか。
（あ） 紅茶と緑茶は同じチャの木から作られるが、
生葉の加工法の違い（紅茶は不発酵茶、緑茶は発酵茶）
により、色も香りも味も全く異なる。
（い） 1782年、伊勢の国の船頭・大黒屋光太夫は、海難に遭い
ロシアに漂着した。そして、ロシア滞在中の
1791年1月11日、女帝エカテリーナ2世のお茶会に招かれ、
日本人として初めて「紅茶」を飲んだといわれている。
これにちなんで、日本紅茶協会により、「1月11日は
紅茶の日」と定められた。
（う） 世界最大のお茶の生産国は中国ですが、「紅茶」
に限定しても、中国は生産量、輸出量ともに
世界第1位である。
（え） 日本の国産紅茶の茶樹は、国内の生育環境に合わせて
開発されている。紅茶用品種として「べにひかり」、
「べにかおり」、「べにふうき」、「ただにしき」があり、
緑茶用品種の「やぶきた」からも作られている。
（お） おいしい紅茶の入れ方について、19世紀にフランスの
ビートン夫人が提唱した「紅茶のゴールデンルール」
がある。それは、水の沸騰・茶葉の量・ティーポットを
温める・茶葉を十分に蒸らす、の４つである。
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では、解答を見ましょう。
【解答】��
【解説】
（あ） 紅茶は発酵茶で、緑茶は不発酵茶である。
（い） 1月11日ではなく、11月1日が正しい。
（う） 生産量はインド、輸出量はケニアがそれぞれ
世界第1位である。
（お） ビートン夫人はイギリスのヴィクトリア朝
（1837〜1901）に存在したカリスマ主婦である。
（参考文献）
桑原珠玉著『おいしい紅茶の愉しみ方』
（2010年1月11日第1版発行）PHP研究所
冒頭の「戦国ポップ茶会」のプログラムにはいくつかの
ジャンルがあり、私が参加したのは“婚活茶会”だった
という裏話もあります。
それでは、次回をお楽しみに。ごきげんよう。
