全国のみなさん、こんにちは。本社の楠橋です。
今回も、ヨーロッパ陶磁の種類に関する問題です。
是非みなさん、チャレンジして下さいね。
【問題４】
次の�，�ら�い蓮▲茵璽蹈奪册�磁についての説明です。
何を説明しているか、下の（あ）から（き）より選びなさい。
� ／Г里弔い診甘擇髻�釉薬をかけずに600〜800度の低温で焼いている。
�◆／Г里弔い診甘擇法�鉛を主成分とする釉薬をかけ、
1,000〜1,300度の温度で焼いている。
�� 耐火性の高い粘土を、1,200〜1,300度の高温で焼き締めた
硬質のやきもの。
�ぁ．�オリン、長石、石英、白色粘土などを含む素地を、
1,300〜1,400度の高温で焼いている。
（あ）�Т錙 � （い）錫釉陶器 （う）鉛釉陶器 （え）土器
（お）ラスター彩 （か）軟質磁器 （き）硬質磁器
では、解答を見ましょう。
【解答】
� 覆─法´◆覆Α法´�（あ） �ぁ覆�）
【解説】
鉛釉陶器： 釉薬に銅を加えて緑色、鉄を加えて褐色や黄色を出す。
ヨーロッパでは古代ローマ時代に発達し、特に中世の高級陶器の
主流となった。
錫釉陶器： 鉛を主成分とする釉薬に錫を加えて焼くことで、
白磁にも似た美しい白地をつくったやきもの。
�Т�： 無釉の場合もあるが、ヨーロッパでは塩釉をかけたり、
エナメル彩色をほどこしたりしたものが多い。
軟質磁器： 白土、白砂、石膏、水晶、鉛や錫などさまざまな成分を
混合して、1,200度前後の温度で焼いた白いやきもので、本来磁器に
不可欠なカオリンや長石を含まない。16世紀のイタリアのメディチ磁器、
18世紀のフランスの初期セーヴル磁器などが該当する。
硬質磁器： ヨーロッパでは、18世紀初頭にドイツのマイセンが
焼成に成功して以来、各地に広まった。
ラスター彩： やきものの上に金を直接焼き付けるのではなく、
銅などの金属酸化物と黄土などの混合剤を用いて焼き、
表面に薄い金属性の皮膜をつくり、金に似た輝きを生み出す技法。
（参考文献）
大平雅巳著『すぐわかる ヨーロッパ陶磁の見かた』
（2006年6月初版）�蠹豕�美術
それでは次回をお楽しみに。ごきげんよう、さようなら。
