龍、ドラゴン、大蛇に関する神話は、世界各地で語り継がれています。 想像上の動物でありながら、なぜ世界各地で似たような神獣として語り継がれているのでしょう?
龍の起源には諸説あります。
かつて地球上に生息した恐竜が、人類の記憶の底に隠されていて、龍のイメージで伝えられているという説。
氾濫する大河や、雨をもたらす雷を神獣化したという自然現象説。 風水にみられるように、エネルギーの流れを龍に例えたという説。
脱皮を繰り返す蛇を不死のイメージと重ね合わせ、巨大な蛇を神格化することで、時の王権を強める道具としたという説。
西洋のドラゴン、特に中世以降のドラゴンはもっと寓意を象徴した意味合いが強いように感じます。
脱皮をすることによる蛇の不死性の寓意や、地下的なイメージによる不死性や財宝の守護者(黄金などの富は鉱山から掘り出されます)、
また目つきが鋭いことから高い知性を持つといった寓意です。
|