いつもより美味しく魅せる「和モダン」が醸しだす美食の佇まい
温かいお料理は温かいまま、冷たいお料理は冷たいままお出しできる大谷石の盛台。素材の色を生かし高級感をさりげなくまとわせる器の力を秘めた逸品です。
焼物をそのまま盛りつければ、素材がもつ色彩が映え、汁ものを小鉢に盛って載せれば、それぞれの器がもつ個性を生かしつつまとめあげます。どんな料理や器とも相性がよいのは、一切の装飾をそぎ落としたシンプルさならでは。大谷石の物静かさと日光杉の温かみを融合させた盛台は2010年度の栃木デザイン大賞を受賞し、和食にとどまらず、イタリアンやフレンチの前菜やデザートなど、創り手の心意気を伝える器に仕上がっています。
世界遺産の日光東照宮にも使われる日光杉は、希少な上に素晴らしい杢目が出ることから、付加価値の高い銘木として珍重されています。なめらかで艶やかな仕上がりは、卓越した技術技法をもつ職人によるもので、側面に緩やかなカーブを施すことで、料理を提供する際の持ち運びやすさにも気を配っています。
また、こちらは日光杉の枠からカンタンに取り外すことができます。石材とはいえ軽石なので、軽くて扱いやすく、サッと水洗いするだけで汚れが落ち、コーティングの触媒作用で清潔に保てます。
材質：大谷石 栃木県宇都宮市（特殊強化コーティング）／日光杉 栃木県鹿沼市

---

大谷石は、その特徴的な素材感と加工のし易さから、外壁や土蔵などの建築材料に使われることが多く、日本全国だけでなく、世界的にも有名です。しかし、粉っぽく、色が変わる、洗えない、汚れる、劣化する、染み込む、壊れやすいなどの欠点から食器としては不向きな素材として敬遠されてきました。そこで以為では、大谷石に特殊なコーティングを施すことで、全ての欠点を解消しました。石なのに温かみがあり、表情が豊か。シンプルで、安定感があるその素材感を食器として使用することに成功しました。シンプルなので、和洋中すべてのシーンでお使いいただけます。最近流行の蔵や町屋のお店、建築に石のマテリアルを使用したお店、素材重視のお店にもとても相性がよいのでおすすめです。
大谷石とは…
大谷石は軽石凝灰岩の一種で、栃木県宇都宮市北西部の大谷町一帯東西8km、南北37km、地下200〜300mで採掘される石で、埋蔵量は10億トンと言われています。最近では、他の石にはない大谷石独特の質感を建築デザインの一部として活用されています。大谷石は、柔らかいので動物をかたどった置物、オブジェ、パン釜、ピザ釜などにも加工できます。