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HOME > 特選 > 逸品コレクション第三十回
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Luxury Selection
バックナンバー
vol.43革新を続けるウェッジウッドの伝統 -Prestige III-
vol.42究極のレースカットデザイン
vol.41リチャードジノリとドッチア窯
vol.40基本のテーブルマナー
vol.39ドラゴンと龍
vol.38国境を越え、黒海へと注がれるエミール・ガレの遺志。
vol.37表情を変える魅惑のガラス
vol.36Le-noble美術館へようこそ
vol.35Baccarat Designers Collection
vol.34星雨花宴
vol.33東欧の真珠とクリスタルガラス
vol.32切子の未来への潮流を生み出すII
vol.31切子の未来への潮流を生み出すI
vol.30Royal Wedding
vol.29Technique of GRAVURE
vol.28春を待ち侘びて-LLADROで感じる春-
vol.27250周年記念コレクション Prestige
vol.26スワロフスキー
vol.25アイルランドのベリーク
vol.24リチャードジノリとカポディモンテ
vol.23有田焼〜東西文化の交流〜
vol.22芸術(アート)の宝箱 GIGLIO
vol.21THE ARABIAN NIGHTS マイセン 千夜一夜物語
vol.20無色透明なガラスを求めて
vol.19絢爛豪華な色彩磁器 景徳鎮-後篇-
vol.18彩色磁器へのあこがれ 景徳鎮-前編-
vol.17ハンガリーの隆盛とヘレンド
vol.16陶磁器の歴史は花とともに
vol.15優しさに満ち溢れる、リヤドロの世界。
vol.14ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレート
vol.13エミール・ガレとジャポニズム
vol.12お茶の歴史II
vol.11お茶の歴史I
vol.10切子の世界
vol.9ルネ・ラリック生誕150周年
vol.8ウェッジウッドの威信
vol.7The King of Birds
vol.6マイセンの新しい試み
vol.5フンボルトとフンボルトパターン
vol.4デンマークの美しい大使
vol.3ヘレンドとロスチャイルド家
vol.2マイセンと柿右衛門
vol.1ラリックの想像世界

逸品バックナンバー
第三十四回世界に誇れる、日本職人の技
第三十三回磁器の新時代へ。
第三十二回China発祥の地、景徳鎮へ
第三十一回浮世絵とガレ技法のコラボレーション
第三十回不自由な感覚、自由な色彩
第二十九回王妃達のコレクション
第二十八回マイセン 華を飾る
第二十七回ヘレンド 華を飾る
第二十六回愛すべき、よきもの ルネ・ラリックの世界
第二十五回「HEREND CHINOISERIE COLLECTION」
第二十四回限りなく贅沢に
第二十三回ティータイムを楽しむ
第二十二回デンマーク王室の精華
第二十一回「A sense of values 」〜あなたの価値観は?〜
第二十回ずっと美しい、色と形
第十九回造形に宿る、マイスターの精神2
第十八回造形に宿る、マイスターの精神
第十七回有田焼窯元 古琳庵
第十六回美と理想を求めて
第十五回世界で最も美しいガラスを求めて
第十四回食器を活かす愉しみ
第十三回景徳鎮2.
第十二回景徳鎮.
第十一回ドラゴン、そして世界...
第十回イタリアの巨匠と伝統の...
第九回アイルランドが誇る芸術品
第八回2005年、羽ばたく。
第七回聖なる夜に瞬く光
第六回遊び心とこだわりを求めて
第五回秋の七草と七本のベース
第四回ギリシャ神話と洋食器...
第三回和のおもてなし
第二回ヘレンド
第一回バカラ


期間限定セール
今週限りのお買い得品
2012 父の日特集
バカラ特集
神戸三宮店13周年記念
ガラス市
みどりのアイテム特集
ブライダルコレクション
リヤドロ特集

マンスリー トピック
マンスリープレゼント
ネットショップスタッフのオススメ
ウェディングギフト
ル・ノーブルのこだわりバイヤーのこれイチオシ!vol.23 記念プレート
古くて新しいデザインの形
Luxury Selection vol.43 革新を続けるウェッジウッドの伝統

スペシャル企画
マイグラスコレクション
ムーミン谷へようこそ!ムーミンアイテムのご紹介
ミオ コレツィオーネ(Mio Collezione) バッグハンガー
プリザーブドフラワー特集
リチャードジノリ ベッキオホワイト
丈夫で長持ち、究極のランチボックス シーガル
フェイラー待望入荷!!
漆
プルネーティ兄弟のエクストラバージンオリーブオイル
プリミアスティー
ガラスコレクション
NAO待望入荷!
ウェンガーピンクハンドル入荷!
フランスの高級紅茶ル・パレデテ
ワイルドストロベリー特集
バカラ
RONA 120周年記念 Anniversary Fair
北欧デザインと暮らす。 width=
新パーティー用食器「Solia(ソリア)」
RCR HOME&TABLE
インテリアライフスタイルTOKYO出展!ダヴィンチクリスタル
グッドデザイン賞受賞アイテム
美しいガラスの製品づくりで世界へ―。東洋佐々木ガラス
うすはり
マイ箸を持とう 若狭塗り箸
スタジオN プレースマットトレイ
毎日使いたくなる白の器
バースデーバニー
掘り出し物市
半端市
 
 バーガンディー(burgundy)といわれてもピンとこないが、ブルゴーニュ(フランス語:bourgogne)と言い換えれば馴染みの言葉となる。そう、ボルドーと並ぶワインの一大生産地のブルゴーニュだ。
 ロマネ・コンティやボジョレー・ヌーヴォーで有名なブルゴーニュワイン。このワインの色は、少し赤みを帯びた紫色の代名詞ともなった。
 また紫色は古来よりムラサキ草や、パープルの語源にもなったプールプラという貝より染料をとったが、どちらもとても貴重であった為、洋の東西を問わず富や権力を象徴する色になった。
 そしてバーガンディーと名づけられたこの器を彩る紫色は、ヨーロッパの豊穣な大地と食生活を連想させるに十分な鮮やかさを持っている。
 我々に紫色の新しいイメージを与える鮮やかな色なのだ。
 瑠璃とは古代より世界各地で珍重されてきた鉱石。青金石やラピスラズリと呼ばれるその石は夜空を思わす深い青色をしている。古来より仏教徒は太陽が沈む西方に未来や来世を感じ、極楽浄土をイメージしてきた。もう一方で、太陽が昇る東方に一日の始まりを感じ、そのかなたに過去や前世をイメージしてきた。
 その東方の世界は西の極楽浄土に対して「浄瑠璃浄土」と呼ばれる。私たちが馴染みのないもうひとつの浄土だ。
 京都と奈良の間にある浄瑠璃寺。その伽藍の配置は境内の中央の大きな池をはさんで、西に極楽浄土をイメージした阿弥陀堂、東に浄瑠璃浄土を再現した三重塔となっている。
三重塔の中には浄瑠璃浄土を象徴する薬師如来が安置されているという。
 この切子の青は、朝日の昇る一瞬手前の淡く澄んだ空の色を思わせる。まさに、浄瑠璃浄土の青なのではないか。
 90年代に入った頃からか、エコブームや北欧ブームが火をつけたのか、身の回りはアースカラーとも呼ばれるようなもので溢れている。それは、現代の私たちがイメージする自然の色だ。身に包まれると安心できる優しい色だ。それと反対に、原色の衣服を身に着けることにはどこか躊躇してしまう。  たとえば緑のカバン、真っ赤なシャツ、青一色のクツ。どれも身に着けるには勇気のいるアイテムだ。人工的な感じがして、何より目立って仕方ないのだ。
 ところで自然。血や紅葉の燃えるような赤。硫黄やひまわりの鮮やかな黄。海や瑠璃の深い青。どれも鮮やかな原色だ。
 真に自由な美を追求した岡本太郎は、自身の作品を大胆で荒々しいほどの原色で彩色した。いつの間にか我々は、自然をオブラートで包むように扱い、荒々しく、時に過激な自然からは一歩も二歩も引き下がるようなったのかもしれない。そして知らぬ間に、我々は自然をそのままの色でイメージできない程に、自然から分離されてしまったのかもしれない。
 本来「透明」とは光がある物質に対して相互作用がおこらず、光の吸収および散乱が生じないということを意味する。だから存在が目に見えるガラスは完全な透明とはいえない。
 しかし、その不完全さがガラスの魅力となる。ガラスに当たった光の一部はガラス表面を反射し白く鋭く輝く。ガラス内部に入った光は屈折し、散乱し、分光し、虹のような様々な色を外部に放つ。  職人たちはガラスの特徴を十分に捉え、光を自由に扱うかのように作品をつくりだしていく。そして、生まれた作品はどうしてか、完全な美しさの輝きを放つのだ。
 中国の呉須への憧れからマイセンは自身を代表するパターン「ブルーオニオン」を作りだした。そして、染付の藍色の素地に上絵の金、赤、緑、黄色などで彩色された「古伊万里様式」と呼ばれる日本の磁器。その古伊万里に対する憧れがこの「ブルーオニオン レッド&ゴールド」を生み出したのだろうか。

 コバルトブルーの下絵付による素地に直接彩色された藍色の意匠は、余白の白地に滲みながらぼんやりと浮かびあがる。
 上絵付けで釉薬の上に彩色された赤と金ははっきりとした輪郭を現し、その藍との対照的なさまがとても魅力的だ。その赤の少し黄色に偏った発色は柿右衛門を思い起こさせる。

 磁器の歴史を自然と語りだしてくれる魅力は「ブルーオニオン レッド&ゴールド」の大きな特徴といえるだろう。
 世界有数の規模と歴史を誇る中国文化。陶磁器に見られる色彩もその中にあって歴史的な輝きを放つ。古代から、シルクロードやユーラシア大陸を横断する地域を支配したモンゴル帝国によって、イスラム圏から欧州までも貫く世界規模の文化ネットワークが形成されていた。法花と呼ばれる異国を思わす色彩の陶磁器が流行したり、 イスラム起源の七宝の技術が粉彩と呼ばれる技法に発展したりと、陶磁器においてもその歴史は世界規模だ。
 その歴史の中で景徳鎮にも新たな色彩磁器の発展がおこる。そのひとつである斗彩磁器は明の成化期に発展の第一のピークを迎えた。 斗彩磁器は深い藍色の下絵付けに、上絵付けで赤や朱、黄、緑、紫、青、ピンク、褐色など複
数の彩色が施され、磁器を収集する人の秘蔵品になるほど人気を博した。
 これらの斗彩磁器は、もうひとつのピークである清の康煕・雍正・乾隆の三帝時代に作られたものの復刻。この三帝時代は、領土も文化も清の最盛の時、世界を代表するかのような色彩がこの作品に感じられる。

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