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HOME > 特選 > 逸品コレクション第十三回
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第六回 遊び心とこだわりを求めて
第七回 聖なる夜に瞬く光
第八回 2005年、羽ばたく。
第九回 アイルランドが誇る芸術品
第十回 イタリアの巨匠と伝統の...
第十一回 ドラゴン、そして世界...
第十二回 景徳鎮.
第十三回 景徳鎮2.
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第十五回 世界で最も美しいガラスを求めて
第十六回 美と理想を求めて
第十七回 有田焼窯元 古琳庵
第十八回 造形に宿る、マイスターの精神
第十九回 造形に宿る、マイスターの精神2
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第二十一回 「A sense of values 」〜あなたの価値観は?〜
第二十二回 デンマーク王室の精華
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第二十四回 限りなく贅沢に
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陶磁器の原点を求めて

2005年1月末。北京からの直行便で光りに乏しい街を見下ろしながら、景徳鎮の空港に到着。降り立つと、 暖冬とは言え長く伸びた白い息が目に止まる。

お世辞にも空港のロビーとは言い難い、待合室のような小部屋 でターンテーブルから荷物を拾い上げる。(下写真)


日本の中華料理とは味付けが異なる中、あくまでも好みであるが、「チキン」の類はあまりはずれがなかった。
その夕食の唯一の美味は中国風に言うと「唐揚的手羽先」。ちょっときつめのにんにく風味と、ちょっとまぶし過ぎの唐辛子がビールとよく合い空腹感を誘った。
中国ビールの代表といえば、青島(チンタオ)ビール。
女性の方でも あまり癖がなく飲みやすい、ちょっとライトな感じ。でも、中国で冷えたビールは期待できません。(景徳鎮一といわれる)ホテルですら、冷えたビールを要求すると、「えっ!」という表情をするほど・・・。


翌朝早速、景徳鎮を代表する作家、黄さんのショールームへ。

外観はいかにも中国風。入り口の正面から、貫禄と存在感のある花瓶や大皿が目を奪う。各年代を代表し博物館に収められている作品を、黄さんは確かな 技術で復刻版として後世に伝えている。

元、明、清と見ていくにつれて、形状や特に色使いが鮮明さを増し、より多彩なものが主流となる。

一通り見て終わると、隣の工房へと案内された。


ろくろを回し、形が整ったものに下絵、本塗りして窯入れ前までの作業が分担されており、その現場を見せてもらう。
窯入れ前の絵付けを見ていると、ちょっと薄い感じがするが、焼きあがると色が鮮明にでてくるとのこと。


景徳鎮の大通りの街灯は、すべてが磁器の柱でできている。磁器の街の象徴といえよう。その柱を製作している工房へ。

塀の向こうには2メートル程の壷がところ狭しと並べられている。奥へ入ると、さらに5、6メートルクラスの壷が。その横には3階建ての建物ほどある壁のような超巨大窯が。これも中国だからできるスケールの大きさか。

その近くには景徳鎮陶芸学院があり、日本からの留学生も陶磁器の勉強のため訪れる総合大学である。


街のいたるところで「景徳鎮」を目にすることができる。景徳鎮の作家が集まり、展示販売しているところへ。

建物は「うだつ」がずらっとあがっており、いかにも昔の中国の印象にある様相。
駆け出しの作家から黄さんと並ぶ一流の作家までが、一種の「陶芸村」の中にひとつとなっている。景徳鎮ではここも必見の場所としておすすめできる。


景徳鎮の街は、紛れもなく「磁器の街」であった。
日本に住む我々は、この景徳鎮のほんの一端しか目の当たりにしていません。極限られた美術館で見ることはできるにせよ、それもまた一端。

中国経済が発展し続ける今、景徳鎮への交通手段も格段に向上し、「千年の歴史」に触れる機会がますます向上してきました。
黄さんの作 品を代表とする本物の景徳鎮の歴史を伝承する作品。これら「陶磁器の原点」を陶磁器のファンである皆様にこれからも掘り下げ、継続してご紹介していきたいと思います。


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