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工房の看板商品である「シエナ」シリーズ。
工房の作品の中で、一番手間と時間が必要とされる作品。
このシリーズの特徴とも言えるのが、格子状の凹凸デザイン。製造行程において、デザインを決定づける重要なパートを担当するのが、熟練のマエストロ「ロマーノ」氏である。
一枚の鞣し革を、格子状の型に押し込み形取っていくのだが、これが一筋縄ではいかない。力を加えすぎると革を痛めてしまい、少しでも目測を誤ると最終的に型を覆いきれず、革を無駄にしてしまう。柔らかい革ゆえに力の調整も非常に難しく、手先の繊細さと集中力が要求される大変な仕事だ。
型の上に革をあてがうと、早速仕事を始めるロマーノ氏。
その動きには躊躇も何も感じない。彼の仕事ぶりに見とれながら、気づけば20分が経過。
一枚の革が無駄な部分を一切残す事なく、見事に型に押し込められていたのである。
この気の遠くなるような仕事をこなせるのは、職人の中でも
ロマーノ氏ただ一人という。こうした彼の”経験”と”技”によって、シエナの作品が完成するのである。
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