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Vol.5 香港レポート

7月5日より開催された香港見本市。到着したときの気温は30度とそれほどまでに暑くはなかったものの、湿度が異常に高く外気に触れるだけで体中が汗ばむほどでした。
見本市会場は九龍島を真正面に臨む香港島の湾岸部にあり、シドニーのオペラハウスのような近代的な建物が印象的です。

見本市会場 |

九龍島をのぞむ |
一面ガラス張りの会場からは九龍島、香港島どちらも臨むことができ、エントランスはグリーンとピンクのカラフルなデコレーションが施されています。

今回の見本市の規模はこじんまりとしており、パビリオンも3つしかなかったため比較的まわりやすい見本市でした。
今回の見本市は主におもちゃ関係やFun&Play=楽しみ&遊びをテーマにした商品が多い見本市でしたが、会場に入り、まず目に飛び込んできたブースはシンプルな食器を扱うメーカー。小さな規模で手作りのディスプレイのブースが多い中、そのブースは美しくコーディネートされており、あちらでは確立されたメーカーのようで、他のブースより完成度の高いブースでした。新作として出ていたものは落ち着いた色合いのものが多く、「和」のテイストを思い起こさせるようなシリーズが多く見受けられました。

落ち着いた色合いのシンプルな食器 |

白物器のディスプレイ。さわやかで涼しげです。 |
白物シリーズが大きな割合でディスプレイされていたのを見ると、世界的に白い器の傾向はしばらく続きそうです。
小規模の会社が軒を連ねる中、よく目にしたのが、「オフィス用品」。イタリアのような明るい配色で遊び心のあるオフィス用品のブースが多く出展していました。その中でも、オフィス用品のほかにワイングッズなどの取り扱いもあったブース。携帯ホルダーやワインストッパーなどカラフルなラインナップ。「目で見て楽しむアイテム」に思わず足を止めてしまいました。
違うブースでは人だかりができていたのでのぞいてみると、ゴム製の本のしおりの上に小さなライトがついており、暗いところでも光をつけて、本が見れるようなアイディア商品。その他、持ち手の部分が電光になっているボールペンなどが多く見られました。日本にちかちか電気を発する文房具やTシャツなどの流行がくるのでしょうか・・・
見本市を一通り回った後は街へ。
外にはカオス的な世界が広がっていました。モダンな建物とオールド香港が入り混じった独特の雰囲気。
大通りには有名店が並ぶも、1本小道へ入るとそこは全く別の世界。
密接して立ち並ぶ商店街や市場には人々の活気が溢れ、夕飯の買出しでしょう、市場は地元の人でいっぱいです。
とにかく街には店、店、店が溢れ一体誰のためにこんなに店があるのだろうと思うくらい。
仕事帰りのビジネスマンと夜の街に繰り出す若者達で街はごった返します。
香港島の中央駅から徒歩10分ほどのところに、ハリウッドロードと呼ばれる道があります。

そこは骨董街で多くの骨董店が道なりにずらっと店を構えています。庶民的な店から高級な店まであるため、見ているだけでも楽しめる道です。お店には景徳鎮らしき壺なども陳列されているのですが、なにぶん価値がわからず・・・よく見かけたのが、お香を入れる小さなヒスイの瓶。芸術性にも富み、種類も豊富で色々ありました。
また、その一角にある「マンモ−寺院(文武廟)」と呼ばれる建物は、香港最古の道教寺院だそうで、まるで時を止めたようにその建物だけが静かに立ち、周りは高層マンションと、なんとも不思議な光景でした。

香港という街は近代と一昔前の二つの顔を持ち、そこに溢れる街や人のエネルギーは日本とはまた違ったものです。
人々がせわしなく行き交い、限りない可能性を感じる街、香港。まだまだ成長途中で、これからもっと発展していく、そんな空気を感じさせました。(2005/7) |